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| 日本内分泌外科学会理事長退任の辞 |
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村井 勝
慶應義塾大学医学部泌尿器科 |
本年5月12日、13日の両日開催された第18回日本内分泌外科学会学術集会(総会)をもって、3年間務めさせていただきました理事長職を終了いたしました。皆様ご存知のように本学会は、内分泌外科学に関する研究・臨床の向上をめざし、1988年4月に藤本吉秀初代理事長が中心となり設立されました。その後、原田種一先生、高井新一郎先生、小原孝男先生、さらに高見博先生と学会の指導的立場にある先生方が理事長となり本学会の運営にあたってこられましたが、3年前、泌尿器科医としては初めて私がその任を担うこととなりました。外科領域を中心とする内分泌外科医、さらに内分泌病理医、内分泌内科医との連携を通して本学会の発展、また内分泌外科学の向上をはかることを目指してまいりましたが、本学会にとってこの3年間にはいくつかの大きな予期せぬ大きな変化がありました。
第一に、会員管理を委託していた財団法人日本学会事務センターが突然破産し、本学会も多くの他学会同様、事務管理、財政の両面から損失を被りました。幸い会員諸兄のご理解とご協力により、ようやく会員管理データの修復など事務局機能も落ち着きつつあります。
第二に、平成17年度には役員(理事・監事)の選任に際し、役員の再任も可能とする選挙制度の導入を骨子とする会則の改訂を行い、評議員の投票による役員選挙が施行されました。そして選出された10名の新理事の中から立候補制による理事長の投票が行われ、高見博新理事長が選出され、評議員会・総会における承認を経て第7代理事長に就任いたしました。
第三に、長年の懸案であった学会賞、研究奨励賞に関しても第17回総会でその創設が決定されました。本学会の発展に寄与し、学術業績の優れた会員のための学会賞(満55歳以下)には4名の推薦が、研究奨励賞(満40歳以下)には3名の推薦が寄せられました。受賞者は選考委員会での厳正な選考の後、理事会・評議員会で承認され総会で表彰されました。平成17年度日本内分泌外科学会賞は舟橋啓臣会長による今回の学術集会で、同門の今井常夫先生(名古屋大学大学院)に授与されましたことは、本学会にとりましても、また伝統ある名古屋大学第二外科にとりましても大変意義深い事でありました。
内分泌外科医は国際的にもIAES(International Association of Endocrine Surgery)の例をひくまでもなく、仲間意識が強く、また専門性の高い集団といわれています。日本内分泌外科学会もこれまで先人のご努力で諸外国でも高い評価を得てまいりました。今後、これまでの歴史を踏まえ、真に内分泌外科学の向上を考えるためには、専門医制度の検討や学会誌の充実などの他に事務局やホームページの拡充など問題が山積しております。これら諸懸案の解決を再度本学会のリーダーとなられました高見新理事長に期待し、私も会員諸兄と共に協力する所存です。
この3年間 会員の皆様に暖かいご支援、ご協力、さらにご指導を賜わりましたことを深く感謝申し上げ、理事長退任の挨拶とさせていただきます。 |
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